最近よくお弁当に登場するオーブン焼きの野菜、このところたまたま複数の知人から作り方について質問されることがあったので、ブログにも書いておくことにしました。
子どもも食べるので野菜の仕上がりは少々やわらかめ、のちのち他の料理に使い回すことを考えて味付けは超シンプルなのを予めお知り置きいただきまして、我が家流のレシピがどなたかの参考になったなら嬉しいです。
切って少し味付けしてあとはオーブンにお任せなので、ほかのおかずを作る前に仕込んでおいたり、オーブンに任せてる間にサッとお風呂に入ったりをおすすめしますですよ。
まずは材料のご紹介を。あくまで一例です。たまたま今日作ったものがこの内容だったというだけで、特にきまりはありません。
冷蔵庫に眠っていた使いかけのかぼちゃとにんじん、他の料理で余ったキャベツの芯、いんげん、紫たまねぎです。撮影後にいんげんとキャベツを少し足しています。
いつも入れるようにしているのは玉ねぎ(今回はたまたまあった紫玉ねぎですが、もちろん普通の玉ねぎでもOK)、逆に入れないものはほうれん草などの葉ものです。
今回は入れていませんがズッキーニやカブなんかも合いますね。エリンギなどのきのこ類もいいと思います。
お弁当に使う場合は、彩りの助けになってくれる野菜をそろえておくと明日の自分が喜びます。
材料をそろえたら、まずオーブンの予熱をはじめましょう。設定温度は200度です。
予熱の間に野菜を大きめに切り分けて、ボウルに放り込んでいきます。
塩をふたつまみ、オイルを大さじ0.5〜1くらい(撮影時はボウルの外周をたらっと一周半くらいしました)入れたら、ざっくざっくと全体を混ぜます。
いつだったか、何かの本で「サラダは手で混ぜると味がなじみやすい」というのを読んで、これはサラダじゃないですけど手でワシワシ混ぜました。そのあとすぐカメラを触るということを完全に失念した行為でした。
大胆に混ぜたいので、ボウルは少し大きすぎるくらいのやつを使うといいですよ。
ポリ袋に野菜全部と塩と油入れてモミモミする方式でもいいと思います。
オーブンペーパーを敷いた天板やバットにボウルの中の野菜をどさっとあけ、なんとなく平らにならします。
今回は無印良品のホーロー容器(ふたができるやつ)を使いました。これだと焼いたあとにそのまま保存できるので便利です。
野田琺瑯でいうとこんなかんじのやつですかね。
余裕があったら、熱の通りやすいいんげんを下のほうにやったり、逆ににんじんやかぼちゃを上に寄せたりということができればいいですが、大抵はやってません。結果的に焦げたりした部分は責任もって私が食べています。
予熱の終わったオーブンに容器を入れて、15〜20分加熱。
時間は野菜の量や種類で違ってくるので、味見なりかたい野菜に竹串を通すなりの方法で確認するといいと思います。
このときは20分で玉ねぎがちょっとサクサク食感だったので、5分追加して出来上がりとしました。
さめるまで庫内に置いといたら追加加熱なしでもいけたかも。
出来上がりはほんのり塩味なので、肉や魚の付け合せにちょうどいい塩梅だと思います。
そのまま味わう以外の展開例としては、味噌汁やスープの具、野菜炒めに入れる、マヨネーズなどで和える、豆乳とコンソメで軽く煮てつぶしてポタージュなどなど。お弁当の隙間埋めにも大活躍です。
ほかの料理に展開せずに食べる場合はにんにくを追加したり、塩やオイルをいろいろ変えて試しても面白いですね。私はいつも天然塩とこめ油の組み合わせばかりですが。
とにかくこれがあると「野菜を摂れている」感と「他のおかずが足りなくても、お弁当がなんとかなる」感があって、最近は欠かさず作っています。ないとソワソワしてしまうくらい。
簡単ですが頼りになる作りおきですね。
以上、ささっとしたご紹介でしたが我が家のオーブン野菜でした。
暑い夏はオーブンに調理をおまかせして、人間は涼しい部屋でくつろぎたいですね!