キッチングッズあれこれ

「大久保ハウス木工舎」の桜の木のヘラは、鍋に沿う形が絶妙だった

9月に参加した曲げわっぱワークショップのときに、会場になったcotogotoさんでどうしても現物を見てみたかったのが、「大久保ハウス木工舎」さんの木のヘラです。
現物を見た結果、どうしても欲しくなったので家に連れ帰り、1ヶ月使用しました。

今回は1ヶ月での使用感と、惚れ込んだポイントを少しばかりご紹介したいと思います。とにかくこの形がよくて、使えば使うほど愛着がわく子ですよ。

「大久保ハウス木工舎」の木べらとは

「大久保ハウス木工舎」は長野県にある、木の調理道具をつくる工房です。
今回購入した木のヘラのほか、木製のパン皿やジャムスプーンなども手作りで制作されています。

独特の形をした木のヘラは、料理の仕事をしている方にも愛用者が多いそう。
そもそも私がこのヘラのことを知ったのも、どこかのwebサイトで見た「料理家のお気に入りツール」という趣旨の記事でした。(どこのサイトで、どなたが紹介していたかは忘れてしまったのですが…)

手作りゆえに欲しいと思ったときにサッと買えないこともあるようで、お決まりの「いつか買うリスト」に書いたまま数年物欲を寝かせていました。

今回、たまたまcotogotoさんに現物があると聞いたので、ワークショップ後に店内を見渡し、じっくり吟味して買ったという次第です。

木べらの特徴

表面はヤスリではなく、カンナで仕上げているそう

この木べらの一番の特徴は、なんといってもその形でしょう。
しゃもじのような形をした一般的な木べらとは違い、アイスホッケーのスティックのような、ブーメランのような独特の形をしています。

炒めものでこのヘラを使うと、ホッケーのパックをスパーンと打ち込むように、フライパンの中の食材にもヘラがジャストミートして、しっかりとかき混ぜられるんです。
炒めムラができないよう「天地を返すように混ぜる」という動作がしっかりできるヘラだなあと感じました。

グリップの部分も適度に厚みがあって、握りやすい形と大きさです。

先端の、スパッと切り落とされたようなまっすぐな部分は、鍋肌にくっついた具材を落とすのに便利。
上のほうの写真でついストウブと一緒に撮影しちゃいましたけど、煮炊きよりは炒めもの、チャーハンなどで真価を発揮する道具です。

便利さもさることながら、まあこの形と表面のツヤがね。いいですよね。
キッチンのビジュアル担当としても頑張ってもらいたいと思っています。

お手入れについて

木の道具なので手入れが不安だなーと少し思っていたのですが、よく考えたら曲げわっぱのお弁当箱も木でした。なので、「使ったらすぐ洗って拭く」というお約束を押さえておけば大丈夫そうです(少なくともこの1ヶ月では大丈夫でした)。

一応、おろす前に表面にオリーブオイルを塗り込んで乾かしておいたので、これからも時々そうしたお手入れは行って、長く使えればと思っています。

購入時の注意点

そんな便利でかわいい木のヘラ、購入時にひとつだけ注意しなければならないのは、

「右利き用と左利き用の商品がある」

ということ。

購入の時にレジで「これ左利き用ですが、大丈夫ですか?」と確認されて初めて気づきました。
スタッフの方、確認してくれてありがとう…命拾いしました(おおげさ)

一般的な木べらは右利き前提で作られているので、左利きの方が使うといまいち使いづらいということもあるのですね。片口のレードルではそういう話を聞いたことあるな。
それぞれの利き手に最適な形の道具があるのは、とてもよいことだと思います。身近な左利きさんに教えてあげよっと。

※このリンクは左利き用です!

長く使って育てる道具、自分用やギフトに

曲げわっぱのお弁当箱もそうですけど、木の台所道具って「長く使って育てる」という醍醐味があります。今回のヘラも、たくさんの炒めものを一緒に作って、自分の手にしっくりくる形や色に変化していくのがとても楽しみです。

料理好きな方への贈り物、結婚祝いなどにもいいのではないかなあと思いました。
(贈り物にする時は、使う方の利き手確認を忘れずに)

ひとつひとつ木目が違うものなので、可能であれば実際に手にとって、好みの木目のものを探してみるのがよいと思います!

いい道具を使うと、あめ色玉ねぎがおいしくできそうな気がします(個人の感想です)

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