幼稚園の給食体験会

この4月から子どもが幼稚園に通っています。
4月は登園時に泣いたり嫌がったりしたもんですが、今はニコニコ通えるようになりました。母ひとあんしん。

さて、先日その幼稚園から「保護者向けの給食の試食会をやります」とお知らせがきたので、おはし片手にいそいそと出かけてきました。

試食会のメニュー

実際に盛り付ける量は、年少児はこれより少なめとのこと。
年少クラスは先生が盛りつけるそうです。試食会のときは保護者が行列を作って各自よそってました。

幼稚園給食のお味は？

子ども向けだし全体的に薄味かなあと思ったら、肉じゃがとサラダは大人が食べてもおいしい、と感じる程度の味つけ。
味噌汁は少し薄いかな〜という気がしました。チーズは既成品なのでまあ想像通りの味です。

ご飯はやわらかめ、麦茶は常温。先生がラグビーの試合で見るような巨大なヤカンから注いでくれます。

こういうやつね。
35年くらい前に私が通ってた幼稚園は牛乳が出てましたけど、いまはお茶が主流なのかしら。アレルギーとかありますもんね。

この幼稚園では給食の業務を外部の会社に委託しており（給食室は園内にある）、その委託会社の方と、幼稚園の先生から給食についてお話を聞きながらの試食となりました。

おはなしの覚書き

家庭での料理にも役立つかなーと思っての自分用メモなんですが、これからお子様が幼稚園に通うお母さんがたの参考になるかなあ。

給食会社の方の話（給食のポリシーや取り組み）

• 本社が長野なので、お米や味噌は長野産のものを使用している
• 味噌汁はだしの味を覚えられるよう薄味。だしはしいたけでとっている
• 基本的に和食中心。焼き魚などもよく出している
  （献立表をみるとパンは月に2回程度で、ほぼ米飯です。週に2〜3回は魚メニュー）
• おひたしやあえもの、サラダは複数の野菜を組み合わせるようにしている
• 今回はデザート枠がチーズだが、ふだんは果物も出している。季節によってはスイカやぶどうなども。
• 幼稚園とも連携して食育の取り組みをやっていく。具体的には子どもたちに野菜の栽培体験をしてもらったり、収穫した野菜で給食を作ったり。

一緒のテーブルで食べてるお母さんたちと「和食中心で献立組んでもらえるのはありがたいねー」と話していました。
私は子どもに「1日1食はお米を食べてほしい」と思っているので、給食で食べてきてくれるのは安心感があります。
給食のおかげで「夜はおうどん食べたい」みたいなリクエストにも笑顔で応じられるようになってきたぜ！テンキュ！

幼稚園の先生の話（給食時間の園児の様子）

• 給食が始まって2週間経過（試食会の時点で）。よく食べる子、残す子がだんだんはっきり分かれてきた
• 嫌いな食材が出て、箸が進まない時は「ひとくち食べてみよう」と促している
• おかわりもできる。してる子もいる
• コップを出したり、ランチョンマットを敷いたりという準備を頑張って覚えましょうという段階

我が家の子どもはよく食べる方の園児らしいです。とはいえ気分が乗らないとなかなか食べないのは家も幼稚園も一緒のようなんですけどね……。

まずはみんなで食事をするのに慣れましょうという段階なので、嫌いなものを克服するとか、お行儀よく食べましょうというのはまだ厳しくは指導していないようです。ここはこれからですね。

行ってよかった、試食会

ふだんは献立表でしか伺い知れない幼稚園の給食、実際に味わう機会があったのはとてもよかったです。味つけこれくらいでいいんだーとか、味噌汁のこだわりとか。

先生の話からは、食事どきの指導のしかたや嫌いな食材への対応なども勉強になりました。ある程度、自宅と幼稚園の指導の温度やレベルをあわせるのが大事かなと思うので、夕食のときに参考にしようかと。

……と、もっともらしいことを書きましたが、1番の行ってよかったポイントは人が作ってくれたおいしいごはんを食べられた！！というところでしょうかね。肉じゃがなんてTHE★家庭の味ですしね。

というわけで、とても有意義な試食会でした。ほかのメニューでまた試食会やってほしいなー、待ってます。