金曜日のことなんですが、昔お世話になった方と神保町で会うことになりました。
そのとき立ち寄ったお店が面白いところだったので、今日はちょっとそのお店の話をさせてください。
待ち合わせまでの時間調整で「神保町ブックセンターカフェ」へ
待ち合わせは昼からだったのですが、地元駅近くの駐輪場が早い時間に満杯になってしまう…というしょうもない理由で、待ち合わせよりだいぶ早い時間に電車に乗って神保町に向かった私。
暇つぶしがてら、どこかでコーヒーでも飲みつつ仕事の書き物をしようと、駅近くの喫茶店を探していたら、すぐ近くに本の読めるカフェがあるではありませんか。
読書をしてしまっては書き物が進まないぞ、という脳内のツッコミは一旦聞こえないふりをして、そのカフェ「神保町ブックセンターカフェ」に向かいました。
東京メトロ「神保町」駅の A6出口から、徒歩2〜3分程度です。
読書だけもOK?自由に楽しめるカフェ
店内に入って驚いたのは壁一面の本棚。さらに本棚で仕切りを作り、お店の中央には座り心地の良さそうな椅子とテーブルが置かれています。
さらに、壁の表示を見てびっくり。 本を読むだけOK、本の持ち込みもOK。などかなり利用スタイルが自由なカフェです。
気に入った本を本棚から取り、椅子に座って読んでいていいというわけですね。PC持ち込みもOKと。
そこかしこに見え隠れする「岩波」っぽさ
今回の目的は「コーヒーでも飲みながら書き物を」だったので、椅子に腰掛けメニューを手に取りました。
おや、これは本棚に戻し忘れた文庫かな?と思ったら、Menuと書いてあるではないですか。
そうなのです、メニュー表のデザインが岩波文庫と同じなんです。凝ってる!
メニュー名も「四六判ブレンド」とか「文庫ブレンド」「おさるのパフェ」などなど、本に由来するものがいくつかあってクスリときます。
今回は爽やかな酸味が特徴の「文庫ブレンド」をお願いしました。
ちなみにおさるのパフェはこの絵本がモチーフです。きみ、岩波書店から出てたのね。
バナナやミニパンケーキの乗ったパフェなんだそうですよ、食べてみたい。
コーヒー以外のドリンクメニューは、紅茶やソーダ、ミックスジュース、ビールやウイスキーなどアルコールもあり。
フードはサンドイッチなどの軽食から、カレーやハンバーグといったしっかりごはんメニューまで幅広く選ぶことができました。
ここ1日中いても飽きないな…むしろ住めちゃう。
いったんここでランチの待ち合わせ時間になったので、コーヒーだけいただいてお会計したのですが、昼食後にまた戻ってくることになるのでした。
あ、書き物はサクサク進みましたよ!
「文庫ソーダ」も美味しい
昼食後にもう少し話したいよね〜と知人と再入店。おなかいっぱいだからパフェはまた今度、コーヒーはさっき飲んだしもういいかな…という気持ちだったので、今回はゼリー入りの「文庫ソーダ」を頼んでみました。
メニュー表に「赤、緑、黄、青、白」5色が書いてあったので、色とりどりのゼリーが入ったソーダを想像していたのですが、実際は自分で選んだ1色のゼリーがもりもり入っているタイプのドリンクでした。私はレモン味の黄色をチョイス。
わー、これは5色並べて写真を撮りたくなるやつだー。ぷりぷりしたゼリーが冷たくておいしいです。
イベントスペース&コワーキングスペースもあり
こちらのカフェはイベントスペースやコワーキングスペースなども併設されていて、お仕事で使われる方も多いようです。静かに仕事するにはもってこいだけど、本の誘惑は結構強いかも。
帰り際に時間がなくて吟味できず購入を見送ったのですが、岩波書店オリジナルグッズの「広辞苑ポーチ」や「岩波文庫トートバッグ」などもあり、ちょっとしたお土産に良さそうでした。
本棚に並んでいる本は全て岩波書店のものかなと思いきや、これ娘に買ってあげようかなーと手にした絵本が他の出版社のものだったり、神保町グルメを特集した他社の雑誌が置いてあったりと、がっちり岩波縛り!というわけでもないのがユニークだなと思いました。
いわゆる普通のおしゃれカフェのようなわいわいうるさい感じもなく、昔ながらの喫茶店と違い禁煙なので、静かにゆったり過ごしたいという時にぴったりの場所です。(まあランチタイムは少し賑やかになりますが)
また神保町に行く機会があったら、少し遠回りしてでもここに寄りたいなあと思えるお店でした。スタンプカードとかあったら迷わず作っただろうな。
次は絶対おさるのパフェを食べるぞー!